忍耐

 

「耐えること」が「生き残る」ための最大の術かもしれません。今のこの世の中「強者だけが生き残る訳でもなく、大きいものが生き残る訳でもない。環境の変化に適応できたものだけが生き残る」という言葉があるようです。

その変化が長期間続いた場合、恐竜が絶滅したように、その環境の変化に適応できたものが生き残り、適応できなかったものは滅ぶ。

通常、我々が生きている間に起きる変化は、そんなに長期間のものは少なくて、せいぜい数日か数か月から数年程度の変化です。

短期間の変化には「適応する」というよりも「耐える」ことのほうが、重要だと思います。

実りの秋から寒い冬へと季節は変わり、その冬を耐えしのいだものだけが、春を迎えることができる・・・

「耐えしのぐことができたものだけが、生き残る」「耐えしのぐ」ということは、「生き残る」と同義語です。

最近その「耐える力」を身につける機会が減ってきているように感じます。

「耐える力」の根底には精神力があります。

まず気持ちで耐えられなければ、どうにもなりません。

変化は、常時いろいろな処で形を変えて発生する。

「耐えること」が「生き残る」ための最大の術かもしれません。