デジタル時代の

現実の事柄を事実として受け止める事と、現実の事柄を真実として受け入れてしまう事は違うと思うのです。
例えば、何処にでも競争の原理があるのは事実だが、そのことと、競争することを社会の原理原則として理解する事とは全然違った問題です。
競争とは突き詰めれば物事に対しての数値化です。
人間を数値化して語ることは可能だが、数値そのものは足そうが、引こうが、割ろうが、掛けようが『人間』になったりはしない。よく考えれば当然で当たり前です。
その当たり前な事なのだが、今日もまた、人はパソコンやテレビを通して様々な数値に向かって平伏している。
神無き時代の無機質な『神』として…
人は競争する為に生まれて来たのだろうか?
私はそうは思わない。それが真実かどうかなんて解りはしませんが…